車の運転
2007年 07月 22日
外国に来てこの20年、毎日車を運転している。
歩いて5分のところですら車で移動する社会。
比較対象になる都市は数少ないが、
それぞれの街の人たちの運転には、特徴がある気がする。
NZで運転し慣れたわたしは、パースに来てビックリ。
「なにっ?この負けん気の強さは!?」
例えばだ・・・・・
2車線道路で、わたしの後ろに後続車がない時でも
追い越し車線から来た車は、必ず、わたしの前に無理矢理
ぐいっ!!
強引に割り入る。
わたしは安全運転ダーリンに、
「オモリの付いた足でペダルを踏む女」
と言われている、F1スピード並に突っ走るのにだ!
パースっ子は、それでも絶対前に入らないと気がすまない。
他人よりも自分が前。
で、他の車は入れない。
田舎モノ根性丸出し炸裂っ!!
そんな中、高速道路の制限速度の半分くらいで走り、小渋滞をクリエイトする車あり。
パースは公共の交通機関が整っていないので、老人の足も必然的に車だ。
ハンドルに顎を乗せた前傾姿勢で、身動きせず一点を見つめ運転しているグランパ&グランマたち。
それも息をしているのかが心配になるような年齢だ。
方向指示器を出してから車線変更するまで、1キロぐらいかかる。
パースでの運転は、障害物競走なのだ。
オレ様運転をオークランド(NZ)でやると、ヒドイ目に遭いかねない。
一見ノホホーンとして見える南の島の移民たちは(サモアとかトンガとか・・・)
意外に短気な人が多い。
感情表現も豊かなので、カッとなったら怒りを全身で表現。
「運転中は彼らに注意!横入り+クラクションはご法度」と、元警察官のダーリン。
この手の傷害事件は日常茶飯事だったそうだ。
しつこく家まで尾行されボコボコにやられる。
加害者は女性が多いそうだ。(注:みんな巨体、巨乳の範疇超えた椰子の実5個分サイズが美の象徴。髪に花を付けてても、鉄拳パンチは容赦しない)
メルボルンは、都会なのにとてもマナーが良かった。
方向指示器を出すと、混んでても
「まままっ、どーぞ、お入りください。」
驚くべき紳士淑女たち。
都会の人は冷たいなんて誰が言った?
運転する地区にもよるが、高級住宅地界隈ほど優雅な気がした。
ポルシェやフェラーリ、マセラッティに譲っていただくと逆に恐縮してしまう。
以前、友人がスーパーの駐車場スペースで、出る車を待っていたところ
「ぐいっ!」
とその場所を横取りされた。
「ちょっと、こっちは待ってたのよ!(怒)」と怒ったら
中国人のおばちゃん、しらっと彼女の車を指差し、
「あんた国産、あたしベンツっ!!!」
と言い捨て、勝ち誇ったように目の前から消えた。
悔しいが妙に説得力有り・・・・・。
反論の余地無くスゴスゴ退散。
これはもう、街の差ではなく人格の差なんだろう。
by ellie6152
| 2007-07-22 20:57
| 生活