息子の場合
2008年 08月 23日
自閉症息子Mr.15歳は
彼の障害のせいなのか、はたまた性格だからなのか
上達や競争という観念があまりない
運動会では
「なぜ人よりも早く走ることがいいことなのか?」
「なぜ、みんな一斉に走るのか?」
という疑問があったようだ。
ゴールを目指して一目散に走る友にはお構い無しに
コースから逸れて、ちょっとしたパフォーマンスで皆の笑いを取り
注目を集めたことで満足することが
彼にとっての「競争」。
レースに勝って嬉しい、という気持ちがないので
負けて悔しい気持ちも生まれない。
勝った子が喜んでいると
一緒になって喜んであげたり
空手も「護身」という自己防衛のために
わたしが「やらせて」いたのだが
何年経ってもいっこうに上達しなかった。
こちらの学校では、水泳が必修の授業で
必ず泳げなければならない。
水泳教室も集団レッスンだと
周りの子のやる気を失くさせるので
結局、個人レッスンをお願いしていた。
一応溺れずにすむくらいまでは
辛うじてマスター。
テニスも個人レッスンに付けたが
打って楽しいというのがなく
転がっている球を拾うだけで
「一体なんの為にお金を払っているのか?」
仕舞いには馬鹿らしくなって止めてしまった。
楽器もだめだった
本人は
「上手くなりたい!」なんて
これぽっちも思っていないかったから
何をやっても上達しない
そんな彼に最近
初めて、ものすごく興味のあるものができました。
親としては、本当に嬉しいことです!
まずは学校の美術の授業
嬉々として学校に行きます。
自由に描くということが楽しいらしく
美術の成績はいいです。
それでも
「こうしなさい」という基礎的なことを強要されると
ダメなのですね。
それと、「釣り」!
ダーリンと毎週土日に二人で
色んな場所へ釣りに行きます。
暇さえあれば釣れる魚の図鑑を見たり
釣りのDVDを繰り返し観たり・・・・
それも「男二人」、結束しています。
ものすごく仲がいいです!
あまり外出するのが、好きではない子ですが
釣りは毎日でも行きたいくらい好きな様子。
男二人が今、一番欲しいもの。
もちろんボート!
現在物色中
おかぁさんは思案中・・・・・・
by ellie6152
| 2008-08-23 22:04
| 14歳