海外生活21年。国際結婚19年。母親15年。西オーストラリア州のパースに8年。リンクフリーです。


by ellie6152
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カテゴリ:英語( 1 )

英語の違い

イギリス、ニュージーランド、オーストラリアと住んで、旅行でも色々な国へ行ったし、色んな国籍の人たちと知り合った。

英語を大まかに二つに分ければアメリカ英語とイギリス英語になるが、またその中でも日本の方言のように、国や地域や人種によっても違ってくるのである。
単語が違うこともあるし。

特に住んでいる時には感じないが、一度離れると「訛り」が気になりだす。
ただ、面白いことに「今現在住んでいる国の英語が一番心地よい」ということ。


スコットランド英語はサブウーハーみたいだし、アイルランド英語はヴァイオリンみたいだし、南アフリカ英語はドラムの響き(わたしにはそう聞こえる)。
アメリカ英語は身体ごとクルクルっと丸め込まれそうだし、イギリス英語は先生に諭されてる気がして恐縮する。
中国系シンガポールやマレーシアの英語はなぜか語尾に「らー」って付くし(OKらー、とか)、英語の発音がチャイニーズに聞こえるのだ。
英語を母国語にしていてさらに中国語ができない中国系の人も、なぜか英語は中国語訛りっていう人が多い。
「英語下手だなぁー」と思ったら、英語が母国語っていうパターンもありだし。

同じイギリスからの先祖を持つオージーとキーウィ(NZ人)の英語でも、微妙に違う。
よくオージーがキーウィをコケにする時、「ファシュ アンド チャップス」と彼らの言う「フィッシュ アンド チップス」の発音を真似てみるが、確かに言われてみればそうかもしれない。
TVで羊に囲まれたNZ人が出てきて喋ってると完全に訛ってて、たしかに田舎者のズーズー弁に聞こえるしなぁー。
まぁNZ人にしてみたらオージーの英語は乱暴者に聞こえるんだろうけど・・・。

日本人が方言でその人の出身地が分かってしまう様に、喋る英語を聞いて「この人はどこの国の人」ってーのが分かったりする。
さらには生活レベルが英語には顕著に表われる気がします。

どこの国でもそうだと思うけど、地方のほうが訛りが強いということ。
それとある程度以上の教育を受けている人になればなるほど、人種や地域に関係なく訛りがなくなり、耳に心地良い英語になる傾向がある。
社会のクラスの中でも、そこで話される英語が微妙に違うし。
肉体資本労働系だとべランメー&テヤンデー口調、スラングの嵐だもん。
刑務所内で話されてる英語なんて辞書に載ってないし、「これって英語?」って世界。
単語の前に「F」ことばが付いて、聞いてると「ファッ、ファッ、ファッ・・・・」って聞こえます。
英検1級持ってても理解できませんってば。


長年外国語圏内で生活してて思うのですが、言葉なんて所詮コミュニケーションの手段の一つなんですね。
どんなにペラペラでも、伝えようとする意思と解かろうという意思がそこに存在しないと、お互いが解かり合えなかったりするし。
これは日本でも同じだと思う。

日本人の中には「外国に行きさえすれ英語がペラペラー」って神話があるようだが、40年以上ここに住んでいるイタリア人の年配の人とかほとんど英語が話せないで、子供とか孫とかが入院中の祖父母の病院の通訳にかり出され、病室が大混雑するってのも実際に見てきたし、英語ができない年配の日本人女性が、日本語のみで10年以上も生活してたってのも身近にあったし。

言葉はたしかにできたほうが便利だってのは分かる。
それはもっともだ。
でも、「住んでりゃペラペラ」神話の間違いと、「言葉よりも大切なもの」があるってことが分かった気がする。


「三つ子の魂百までも・・・・」
やっぱりわたしは日本語が一番しっくりくるし、アルツハイマーになって英語は忘れても、日本語は最後まで忘れないと思う。
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by ellie6152 | 2007-04-25 16:47 | 英語