海外生活21年。国際結婚19年。母親15年。西オーストラリア州のパースに8年。リンクフリーです。


by ellie6152
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パースで家を借りる時

パースの家賃は、他のオーストラリアのメジャーな都市と比べればまだまだ安いが(月平均家賃約12万円くらい)、それでも不動産価格の高騰と共に上がっている。d0117077_11241188.jpg

不動産の値段が上がるので、家賃も上がるのは仕方がないが、問題なのはパースのバブル景気もあり、人口が増加の一方を辿っている。
人口が増えれば住宅の需要が増えることになるのだが、それに供給が追いついていないのが現状だ。

自分の家を持っていない人は、不動産価格の急騰で「夢のマイホーム」はどんどん遠のいて、結局いつまでも賃貸生活。
借り手の数が空き家を上回り、住む家が無くなるかもしれないホームレス状態の不安を抱えている人たちも出てきているのだ。

一つの物件に何十人もの希望者が殺到し、家賃がオークションにかけられる家も出たり、希望者が一年間の家賃前払いを申し出たり、提示されてる家賃にプレミアムを付けたりといった信じられないことも起きている。
皆必死なのだ。

不動産業者も一人づつ見せに連れて行くほど暇じゃないので、「Home Open」という一般公開にして、その場で希望者のリストを作り選別するのである。
このHome Openの時間帯が、だいたい水曜日の午前10時頃が多いので、その日のその時間に行けない人は申し込みすら受け付けてもらえないという事態になる。
リスナーがラジオで「ボクはトラックの運転手で、妻は学校の教師。家を借りるためには仕事を休むしかない。」と嘆いていた。

申し込み希望者が多いので、借り手で一番不利になるのが学生、シングルマザー、小さい子供の居る家庭、無職、ペット有りの人たちだ。
犬の居る家族は、一軒家でも「ペット不可」が多いのでとても不利。
貸し手としては、最も家をいい状態に保ってくれそうな人に貸したいからだ。

そういう弱者たちは結局貸してくれる家も無く、家賃も高くて払えなくなったりで、キャンプ場のトレーラーに住むしかなくなる。
国も社会的弱者の為の賃貸住宅不足を解消するため、国営賃貸住宅を増やす予定だが、今すぐに解決するとは思えない。


通常パースで家を借りる場合は、新聞やインターネット、不動産屋さんで見つけるのが一般的だが、不動産屋を介入させた場合、まず来店しその日の朝に作成された賃貸不動産住所リストを入手し、自分の車で勝手に現地に行き、中が見たければ不動産屋に戻り、運転免許証とデポジットを(5千円ぐらい)払ってその家の鍵を貰い、また自分で運転してその鍵で勝手に家の中に入り、勝手に物色して鍵を閉めて不動産屋に戻り、鍵を返却してデポジットのお金を払い戻してもらうというフザケタことをさせる業者が多いのだ。
これには驚いた。

さらに不動産屋も借りる人には非常に無愛想で、ほとんどの人が感じ悪いのだ。
彼らにとっての客は、借り手ではなく貸し手だからなのだが、借り手が将来貸し手に変わるという可能性を全く頭に入れていない。

自分で貸す側に回った時、そのシステムを採用している不動産業者には絶対に任せたくなかった。


パースで家を借りるのは、今一番大変な時期かもしれない・・・・・。
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by ellie6152 | 2007-06-01 11:24 |