キングコング・サイズ
2007年 07月 03日
我が家のMr14歳は現在、身長が181センチ。
手足が長いのか、既成のジーンズの裾だとツンツルテンのことが多い。
買い物嫌い&試着嫌いの為、仕方なくわたしが洋服買出し部隊となるが、テープメジャーを持ってズボンの裾の長さをいちいち計らなければならない。
裾が長ければ裾あげすればいいが、短いのは継ぎ足すわけにはいかない。
それよりも、自分が生んだ子ながら、その足の大きさに驚く。
彼の脱ぎ散らかした靴はまるで座礁した船のようで、わたしはよくそれにつまずく。
今履いている靴がUSサイズの12、もちろん大人用。
日本だと30センチ。
(隣はわたしの靴で子供用23センチ)
それでも「もうワンサイズ上のほうがいいなぁー」と最近言い出す始末。
細身なので素足だと、まるでスキーを履いているかのようだ。
ダーリンは彼の足を、「ダイバーの足ヒレ、フリッパー」と形容する。
足が大きいのは事実だが、それよりも足の指がスラリとしてとても長い。
なんだか見るからに器用そうな足の指なのだ。
第3、第4の手になり得る可能性を秘めたような、上手にナイフとフォークでステーキ肉を切れそうな、そんな指のかたち(どんなんだ?)。
幸いにもガイジンは通常足がデカイので、そのくらいのサイズの靴は結構あるし、そんなこと言ってからかうダーリンもまた似たようなサイズだ。
昔日本でダーリンが靴を買おうとした時、その頃の日本では大きなサイズがなくて靴屋で「両国へ行ってくれ」と追い払われた。
息子が生まれて間もなく友人からプレゼントされた革靴は、11ヶ月で歩き出した時には、足はすでに靴の倍くらいのサイズで、一度も履けなかった記憶がある。
頂いた時は素敵な靴だったので、その靴を履いてヨチヨチ歩きをするわが子をよく想像していたものだ。
小学校の3、4年生頃には、彼の足の成長の早さについてこれなかった一度も履かなかった彼の靴のお下がりを、母親のわたしが履いていた。
(鏡に映ったわたしと息子の足)
昔、息子が生まれる前にインドへ行った事がある。
その時の、見世物物乞い軍団の中にひとりの少年がいた。
その子が観光名所からバスまでの移動の際、走るわたしたちに伴走し自分の足を見せるのである。
その足が奇形で、小さい体に似合わない象サイズの足に、テニスボール大の足の指。
わたしの横をドスドスと音を立てながら走った。
その足が目に焼きついて離れなかったのだ。
息子がお腹の中にいた時に、「どうか普通の足が付いていますように・・・」って願っていた記憶がある。
幸いにも普通の足だったが、14歳で30センチでまだまだ大きくなりそうなその足、ここいら辺で打ち止めにして欲しいと母は願う。
by ellie6152
| 2007-07-03 17:20
| 14歳