人気ブログランキング | 話題のタグを見る

海外生活21年。国際結婚19年。母親15年。西オーストラリア州のパースに8年。リンクフリーです。


by ellie6152
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

わたしが学んだ大切なこと


ダーリンとは正反対の子供時代を送った。

親は一切「しなさい!」と強制しなかったし
自分で「何かがしたい!」と強く思うこともなかったように思う。

わたしが学んだ大切なこと_d0117077_1421647.jpg


小学校の時は陸上部(運動神経がよかった)

中学生時代は美術部(油絵描いてた)

高校入学とともに硬式テニス部に入部

100人以上いた新入部員のほとんどは
中学で軟式テニス経験者
高校に入って始めたビギナーのわたしは
テニスのルールや、ラケットの握り方、振り方から教わった。

ビギナーで、もちろんヘタクソ

わたしが学んだ大切なこと_d0117077_14232935.jpg


人数が多いわりには、女子が使えるコートは2面しかなく
入部した最初の一年は、夕暮れ時に与えられる20分ほどの打ち時間のみ。
ほとんど順番も回って来ないので
来る日も来る日も球拾いと、基礎体力&死のマラソンのみ
1年で30人近くまで絞られた。

打つ時間もないし、他の部員と比べて経験がないので
いつまで経っても上達しなかった

なぜか球がラケットに当たらない・・・

自分の中ではどうしても納得が行かない。

わたしが学んだ大切なこと_d0117077_14222428.jpg


7時から始まる朝錬は
先輩にコートの絶対優先権があった
体育会系の典型的な上下社会
それ以前だと暗くてボールが見えない


4時起きで、体育館で壁打ちすることにした
授業の間の5分、10分は自己錬
授業中は貴重な睡眠と食事、
テニス部顧問の先生との練習交換日記執筆に充てられた
勉強なんてどうでもよかった


「・・・・・いつまで経っても上手にならないの・・・・」
他の部員と自分を比べて下手なわたしが母に愚痴った

「努力すれば、きっと報われると思うよ」
「神様はちゃんと見てるから」

「ふぅーん、そんなものなの?」

素直なわたしは、その言葉を信じ
ただひたすら練習に励んだ。

わたしが学んだ大切なこと_d0117077_14274967.jpg


それ以降
部内で定期的に行われるランキング順位も
うなぎ上りに上昇

県大会ベスト16、
ベスト8
県大会三位と順位を伸ばした

上手になればなるほど
テニスが面白くてしょうがなかった

高校3年の夏
インターハイ出場

そこで完全燃焼し
以来、テニスに対しての興味は完全に無くなった。


高校時代の、わたしの頭の中はテニス一色
恥ずかしいことに、高校時代の記憶があまり残っていない。
授業やクラスメートや校舎、
学校行事や先生など、テニスと関係ないことは
記憶がスッポリ抜け落ちている・・・・・・。

今になって考えると
恐ろしいほどの集中力と執着でした。


今は、テレビでテニス観戦する興味すらなく
「あれっ、ルールってどうだっけ?」
なんて始末!


テニス部引退の時、テニス部の顧問の先生が
「お前は才能ではなく、努力で勝ち取った」
と、お褒め(?)の言葉を頂いた。

「なんだ、一生懸命やれば自分でもできるじゃん!!」

を学んだ高校時代

その時のことが
その後の自分形成の基礎となった気がする
by ellie6152 | 2008-08-23 14:30 | 思ったこと・感じたこと